ノスタルジックオールラウンドにフォア=天極2、バック=狂飆3

ああ~また新しいラケットを購入してしまった・・・私は卓球が上手くなりたいはずなのに、ただの用具コレクターと化しています。トホホノホ・・・

目次

スティガ:ノスタルジックオールラウンドの説明

昔ながらの合板が現代の性能に進化

オールラウンドクラシックの中板を基盤に、硬質ながら弾力性のある天然木「ウェンジ」を外板に搭載したことで弾みと安定性を向上させた。もう少しスピードを求めるオールラウンドプレーヤーに。
木材5枚 板厚5.5mm± 基準重量85g
※在庫限りで販売終了

引用元:https://stigasports.jp/products/1417

ノスタルジックオールラウンド(中ペン)のレビュー

使用してみて感じたことは、オールラウンドレボリューションの打感をほんの少しだけ硬くした感じです。板厚が薄いので回転はかけやすいです。スピードは遅い部類です。グリップデザインがスティガらしく超シンプルです。色合いはほぼ黒の茶色で高級感があり、汚れも目立ちません。癖が無く誰でも扱いやすいラケットです。音はポコポコ系です。しっかり掴む感覚があります。ほんの少し弾みのいい5枚合板です。

フォア面:天極2(赤、40度)レビュー

天極2の説明

天極と言えば中国のペンホルダー選手のフォア面用に作られた粘着ラバーです。粒が細く狂飆よりはスピードよりですが、そこは粘着ラバーなので遅いです。シートは狂飆より硬いです。2なので粘着力は3よりさらに強いです。

中国硬度40度というのはドイツ硬度換算で約55度です。カチカチです。

この画像のようにカチカチすぎて曲がりません。(汗)
こんな硬いラバーを使いこなす自信はありませんが、がんばって半年ほど打ってみました。未打底(補助剤無)の粘着ラバーですので、スポンジに食い込ますにはかなりのパワーとインパクトが必要となります。

玉突き

中国製の粘着ラバーはどれもほぼ同じで、全く弾みません。弾むどころかラバーに引っ付こうとします。たぶんその辺のスリッパの方が弾みます。スリッパより弾まず、ゴキブリホイホイよりは弾みます。
※中国製粘着ラバーは使用していると、玉突きもだんだん弾むようになります。

フォアロング

弾まないので、しっかり全身を使って打たないといけません。楽をできないラバーです。弾まないので台に収まりやすいので、ラリーは続きます。軽打ではボールは荒れません。棒玉気味です。

フォアドライブ(対上回転)

ボールを掴む感覚が強く、回転をかけれてる感はあります。ゴムがグッっと噛んでる時間が長くボールの重さを感じます。ボールの上を擦る打ち方はテンションラバーの方がいいボールが行きます。ボールの斜め上を擦り上げる打ち方の方が、バウンド後に伸びて行きます。

フォアドライブ(対下回転)

ループドライブ、スピードドライブ共に、粘着ラバーの良さが出て持ち上げやすいです。ただスポンジが硬いので台より低いボールはしっかり体をボールより下に潜り込ませる意識で打たないとネットに直行します。打点が早い場合は面を開き気味で前に強くバチンッと振るだけで回転がかかり台に収まります。

カウンター

えげつないボールが出ます。打球感は重たいので球質も重そうです。さすが粘着ラバー。

スマッシュ

スマッシュは球離れが遅い感覚があるのと、スポンジが硬いので全身で打ち込まないと楽にスピードが出せるラバーでは無いです。

台上技術

私は中ペンなので、台上技術はチキータ以外は全てフォア面です。めっちゃいいです。特にツッツキは思いっきり切っても台に収まるので、飛ばさないのが苦手な人は粘着最高です。ストップも弾まないのでやりやすいです。フリックは球持ちがよくやりやすいですが、弾いてスピードを出すのは難しいです。

ブロック

弾まないので台に収まりやすいですが、弾まなすぎてコントロールが難しいので、少しかけ返す方が安定します。当てるだけだと棒玉になりやすいので、打ち込まれてしまいます。

サーブ

回転の最大値は高いが回転は掛けにくいので、難しいです。唯一ナックルは出しやすいです。ショートサーブはシートだけで回転をかける技術が必要です。あと弾まないので、短く狙うとネットすら超えないミスをしやすいです。

フォア面でのバックショート系

弾まなすぎてかなり難しいです。片面ペンの方はテンション系の球離れがいいラバーがおすすめです。

バック面:狂飆3(黒、38度)レビュー

狂飆3の説明

中国ラバーで一番有名な狂飆3です。中国選手のほとんどがフォア面に貼っています。粒が太く低い回転重視の設計で、シートは天極よりは柔らかいです。

中国硬度40度
中国硬度38度

中国硬度の1度はドイツ硬度の約2.5度です。5度違うと全然反り方が違いますね。

バックロング

弾みませんが私はとてもやりやすいです。裏面がフォアより得意なのでそう感じるだけかも・・・
スピードは出ませんが、シートで回転をかける打ち方だととても安定します。そんなに硬く感じません。

バックドライブ(対上回転)

ボールを掴む感覚が非常に強いため、回転をかけ返しやすいです。ただ飛距離が出ないので、下がると回転で飛ばすだけではしんどいです。飛ばないので、力みやすいです。やはり粘着で攻撃的な卓球はがっつり練習できる人、良い体制で打ち続けられる人向きになるのかな~。

バックドライブ(対下回転)

シートだけを使ったループは非常に持ち上げやすいですが、スポンジに食い込ませるスピードドライブは非常に難しいです。球を持つ時間が短いと硬いスポンジに食い込ませるインパクトが無いとネットに直行します。

カウンター

カウンターはやはり強いシートと硬いスポンジで相手の回転と威力を利用できるので、ラバーの最大値を発揮させやすいです。ただ中級者以下でカウンターを狙える頻度は少ないです。

スマッシュ

バックのスマッシュはスピードは出ないので、コースをしっかり狙って行きたいラバーです。

台上技術

私は台上技術はペンなのでフォア面で行います。ただチキータだけは裏面を使います。チキータは横回転をしっかりかけて回転と短さで効かせるのが有効です。スピードチキータは遅いのでカウンターされます。

ブロック

ブロックはナックルブロックやカットブロックで変化を付けても、台に収めやすいので、どんどん使って行くべきだと思います。攻撃に耐えるだけのブロックは棒玉になりやすいです。

サーブ

私はバック面でサーブを出せないので、省きます。

まとめ

粘着ラバーは1コースの練習ではいいボールが行くのですが、試合になるとやはり難しいです。一つ一つの技術も上手くいくとえげつないボール、少しでもずれるとミス。やはり上級者のラバーだと言えます。ただ初心者がなかなか勝てなくてもいっぱい練習して、本格的なドライブマンになりたければ性能の上限値が高い粘着ラバーを使うべきだと思います。私は粘着ラバーを使いこなせるようになりたくて結構使いましたが、社会人なので練習量も少なく、もうすぐ50になるので、フットワーク、パワーも衰えて行くので、これからはソフトなテンションラバーで球威よりも戦術とコースを重視した卓球を目指します。

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