ペンホルダーを一週間だけやってみた

現代卓球の主流はシェイク裏裏のドライブマンです。ペンホルダーで世界のトップにいるのは中国の許昕(シュシン・中国)くらいです。卓球愛好家の40代以上にはたくさんいるペンホルダーも若年層にはほぼ存在しません。
わたしの子供の頃は卓球のラケットといえば日本式ペンホルダー(以下は「日ペン」という)だったので、遊びで公民館などでやるときは必ず日ペンでした。その頃に思ったのはやはりバックハンドが打ちにくいことです。
45歳になってから初めて本格的に卓球を始めた時は例にもれず、シェイクで始めました。やはり日ペンに比べるとかなりバックハンドが自然に打ちやすいです。

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中ペンを使ってみた

バックでドライブを打ちたかったので、スティガのオールラウンドレボリューションの中ペンを購入。ラバーはフォアにバタフライのタキファイヤードライブ厚、バックに中を貼りました。
中学時代に中ペンを使っていた人に教えてもらいながら打ちました。

バタフライのタキファイヤードライブ

フォア打ち

フォアはペン持ちの方が自然とブレードのヘッドが下がって、自然にドライブを打つ面が作りやすいです。ドライブもボールを引っ張りながら回転をかけてるイメージなので、回転がかけやすい感じがしました。回転量もシェイクより多い感じがします。

バック打ち

やはりここが私には難しかったです。まずフォア面で手首を返してグリップも変えておへその前で打つのですが、指も手首も窮屈です。それに中ペンはグリップが太く、ペン持ちがしんどいです。日ペンの方が細いのでやりやすいくらいです。
そして、裏面打法。シェイクより面をかぶせやすいですが、面が傾きやすいためボールが全部斜め横回転になってしまいます。これはこれで相手は取りずらいからいいのですが、狙って斜め横回転ではなく、まっすぐ打てないから斜め横回転というのが、私はどうも納得できませんでした。ペンからシェイクに変更はできても、シェイクからペンはここが一番の難関ですね。

レシーブ

ツッツキはかなりやりやすいです。シェイクのようにコースによってフォアとバックを切り替えなくても、全部フォアで手首の曲げ方だけで、すべてのコースに打ち分けることができます。

サーブ

順横回転がすごく出しやすいです。ペン持ちだと、面が完全に真横に出来るからです。シェイクだとどうしても少し、下回転が入ってしまいます。

まとめ

シェイクに慣れてしまうと、やはり台上や一部の技術はペンの方に分がありますが、全体的にみるとやはりシェイクの方が指が楽、手首が楽、なので、子供のころからペンに慣れている人や、よほどのこだわりがないかぎり、シェイクの方が無理の無い、自然な感じがしました。それに指の腹にペンだこができそうな感じもありました。そんなこんなで一週間でペンホルダーはあきらめました。
ワルドナーが来日した時に、子供が質問したそうです。
子供「グリップはどのように握ればいいですか?」
ワルドナー「ナチュラル」
みなさんも自然に楽に握れるグリップを選びましょう。

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