粘着ラバー(PF4)にしたので、粘着に合うラケットで検索すると・・・
- 5枚合板
- 粘着を使用している中国選手はスティガが多い
- 板厚が薄くしなる方が回転をかけやすい
- オールラウンドレボリューションが合う
などの情報と私の好みで選んだラケットが今回ご紹介する、スティガのノスタルジックオールラウンドです。
メーカーサイトの商品情報
品名:ノスタルジックオールラウンド
価格:¥9,500+税
グリップ種類:FLA , STR , PEN , MJP , CJP , PAC
ブレード構成:木材5枚
板厚:5.5mm±
平均重量:85g±5g
コントロール:77
スピード:73
昔ながらの合板が現代の性能に進化
オールラウンドクラシックの中板を基盤に、硬質ながら弾力性のある天然木「ウェンジ」を外板とグリップに搭載したことで弾みと安定性を向上させた。もう少しスピードを求めるオールラウンドプレーヤーに。
スティガメーカサイトより引用
スティガに私が感じる他のメーカーと決定的に違いはグリップ種類の多さだと思います。アルファベットではわかりにくいので表にしました。
記号 | グリップ形状 |
---|---|
FLA | フレア |
STR | ストレート |
PEN | 中国式ペン |
MJP | 細めのフレア |
CJP | 細めのストレート |
PAC | 細めの中国式ペン |
私は手が大きい方なので、普通のフレアでも少し細く感じますが、人差し指と親指で握って他の指は添えてるだけなので細い方がいい感じです。しっかり握りたい人はストレート。子供や女性は細いフレアを選択するのがいいかもしれません。
私が購入したラケットの情報
私は楽天で¥7,053で購入しました。重量は公式サイトでは85g±5gと記載されていましたが、78gしかありませんでした。
かなり軽いです。板厚は5.4mmで薄くて軽いのが理想だったのでいい個体が送られてきました。
両面に粘着ラバーを貼る
前回、紹介しました。紅双喜のPF4(厚2.0mm)を両面に貼りました。
粘着ラバーの回転性能をしっかり活かすためにノスタルジックオールラウンドを購入したので打つのが楽しみです。
両面粘着の厚でも、たったの175gしかありませんでした。かなり軽く振りやすいです。サイドテープにデニムリボンを貼りました。これはサイドテープとして売っているわけではありません。ラケットの色とめちゃ合ってるでしょ?
卓球ラケット用のサイドテープとして販売していないもので個性と愛着が欲しい方は、下のリンク記事を読んでください。
デニムのサイドテープにチェック柄の吸着フィルム・・・
おしゃれな組み合わせだと自画自賛しております。エンジョイ卓球の用具は自己満足でいいのです!
ノスタルジックオールラウンド+粘着ラバーで打ってみた感想
弾み
とりあえず玉突き。薄い5枚合板と粘着ラバーなので、もちろん全然弾みません。これは予想通りです。これでいいのです。
弾まないからこそ、しっかり回転をかけれるのです。手に伝わる打感はエナジーウッドV2WRBより振動はありませんが、ほどよい振動が伝わります。
さてフォア打ち。弾まない安定感。フォア打ちでも少しドライブ気味にしっかり打たないと棒玉になります。台上で打点を早く捉えれば、軽く当てれば返ります。
問題はバック打ち。バック粘着はフォアより弾まない感覚なので、ここでもドライブ気味にしっかり打ちます。さすがに最近はバックは高弾性に変えようか検討中。
打球感
これでもかと言うくらい、掴んでいる感覚があります。掴んで回転をかける。回転をかける時のゴムひきつれ感とかかって無い時のポコポコ感の違いがしっかりわかります。感覚を身に付けたい人は絶対に薄い5枚合板+弾まないラバーをおすすめします。
回転
フォア打ちで手首でくいッと擦るだけでも、手元でグッと伸びて重いと言われました。球速は無く浅いので前で捉えようとして、相手の台に付いてから思いのほか伸びるみたいで、詰まって打ちにくそうな感じでした。
スピード
まあ一撃で抜き去るのは一番難しいですね。ほぼ当てられます。当てられますが回転でオバーさせることは得意な感じです。
スピードが無いのでラリーになりやすいですね。ラリーの主導権を握り、いい体勢でフォアドライブを打つチャンスが来たら、粘着特有の重くて回転量が多かったり少なかったりするドライブを打てばブロックミスで得点につながります。
コントロール
コントロールは弾まないのでオバーはしにくいです。台上で短く返すストップはめちゃくちゃやりやすいです。バックハンド弾まなすぎて、ネットまで行かない事もあります。私のバックが擦りすぎなのかもしれません。フォアでもバックでもラバー硬いので、擦りが薄すぎると落ちます。バックのループドライブでよく落とします。回転重視で薄く捉えすぎなのかもしれません。このあたりの感覚はラケットの問題では無く、粘着ラバーの問題です。
技術別
ドライブ
ドライブは上に飛んで行くので、下回転打ちがやりやすく、台より下に落ちたボールもドライブはやりやすいです。上回転の時はだいぶ面をかぶせて打つか、弧線を高くして回転で落として収めます。抜き去るドライブは難しいので、回転をかけたりかけなかったり、曲げたりして相手のミスを誘うのがいいと思います。弾まない分、しっかり回転をかけれます。
ブロック
すごくやりやすいです。弾まないのでテンションラバーの速いドライブも抑える事ができます。弾むラケットとラバーで抑えるのは私の技術ではまず無理です。ただブロックしたボールが遅いので低く返さないと簡単に打ち抜かれます。台に収まるけど次打たれるブロックです。遅いブロックを利用してしっかりフォアで待ち、打たせてカウンターするのがいいと思います。
ツッツキ
ツッツキは弾まないのでストップはやりやすいですが、深いツッツキはけっこう切りに行かないと距離が出ません。当てるだけのツッツキは相手の回転の影響を受けやすいので、自分から回転を上書きしていくのがいいと思います。
フリック
ラケットが軽いので、振りやすいです。でもスピードは出ないので、ツッツキの角度で入って返して乗っける感じで、脱力してフリックすると安定します。スピードは無く返されるので、待ち受けましょう。
サーブ
掴む感じが強く弾まないので、ショートサーブ、ロングサーブともにやりやすいです。手に伝わる感覚も強いので、切れてるか切れてないかもわかりやすいです。ただロングサーブはナックルは遅いので、上回転をしっかりかけたら速いサーブになります。あとは回転量の多い下回転ロングを低く出せればまず上級者でなければ強打されないです。
スマッシュ
スマッシュもスピードは出ないですが、台には収まりやすいので、しっかりコースを狙いましょう。
まとめ
見た目もレトロな感じで、わたしは好みです。木目デザインなので、男女年齢問わず、飽きの来ないデザインだと思います。どんなラバーにも合いそうなオーソドックスな5枚合板なので、一生使えそうです。レベルも問わないと思います。ただ弾みとスピードを重視する人には向かないと思います。そのような人はノスタルジックオフェンシブやノスタルジックセブンがメーカーサイトのデーターを見る限りでは合ってるのではないでしょうか。私のような粘着ユーザーには薄くて弾まないので、粘着の特徴を存分に発揮するラケットだと感じました。