2023年10月のある日、ふとダーカのカタログをネットで見ていると興味深い新作日ペンが発売予定でした。
その名は”トリス・カルマーティ”意味がわからないので調べてみると、たぶんイタリア語ののようで、「３で落ち着く」みたいな意味です。３枚合板だからでしょう。
レビューを探して見ましたが、今のところありませんので世界最速の使用レビューブログを書きたいと思います。
メーカー情報
ダーカだから辿りついた
３枚合板という答え
檜単板独特の打球感を合板で作り出せないのか？
長年の研究の末に辿りついたのは弾力性に優れた欧州材の組み合わせ。
”檜のダーカー”が自信をもって放つ
新時代の３枚合板です。
表面の檜材と弾力性に優れた欧州材を中芯にマッチングすることで、檜単盤に最も近づけた打球感を実現。爽快な打ち心地と現代卓球でも通用する攻撃力を兼ね備えた一本です。トリス・カルマーティ8.5/9.5
☆攻撃☆木材３枚
メーカーPDFカタログ
☆板厚8.5mm(85~105g)
☆板厚9.5mm(95~105g)
見た目の第一印象
グリップはダーカーらしくシンプルで無駄なレンズなどが無くて好みです。正面から見ると檜単盤ですが、横から見ると中心の欧州材が縞目で存在感があります。檜単板にある割れるという不安はこの３枚合板で板厚9.5mmなら全く心配無さそうです。これは一生使えますね。ただその欧州材が檜材よりかなり硬いので、削るのがなかなか大変です。
ラバーはラグザ９
ラバーは日ペンのスピードを生かすためにスピード系テンションのラグザ９を貼りました。
ラグザ９のメーカー情報
スピード重視の最新型RAKZA
「ラクザ7」をベースにさらに反発力を高めました。しっかりと回転をかける能力を極力落とさずに早い球離れを可能にしました。安定度の高い放物線を描きながらスピード感溢れるドライブ攻撃を生み出します。
厚さ：特厚、厚、中厚
硬度：40～45度
引用元：ヤサカメーカーサイト
２カ月使ってみた感想
本当に桧単板とあまり変わらないのか？
これが一番読者のみなさんが気になるところではないでしょうか。
比べた桧単板はコクタクの尾州NO.1スーパー超特選「極」です。
玉突きしてみると桧単板より少し硬く感じました。桧単板の方がやはり軽く打っているときの独特の吸い付き感があります。でもキャッチコピー通りにかなり近いです。
合板と桧単板のどちらに近いかと言うと断然、桧単板に近いです。
使ってみて90％はほぼ同じなのですが、軽打と強打の打球感が少し違いました。
軽打は桧単板より少し硬いのに、強打は桧単板ほど硬くないという不思議な感覚でした。
メリットとデメリット
◇メリットは何といってもほぼ桧単板の使い心地なのに、桧単板の一番の弱点である突然割れるということが無いことでしょう。
◆デメリットは一番気になったのが中心材の欧州材が硬すぎて、日ペンで必須の削る作業が非常にやりにくかったです。
まとめ
桧単板を長く使っている人は微妙な違いがわかると思いますが、三日も使えば気にならなくなるくらいに桧単板にそっくりです。ただやはり桧単板の独特の吸い付くようなソフトな打球感は少し劣ります。その少しの違いに突然割れることと値段が高く、入手しづらいというデメリットを天秤にかけてどちらを取るかはあなた次第です。
ポチップ
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